天津港からの情報によると、濱海新区の速やかな発展及び現代化製造業と研究開発転化基地の建設、北方国際海運中心と国際物流中心の構築のニーズに応じるため、天津港は規模の拡大、レベルの向上、機能の完全化、構造の調整、環境の改善を行い、「十大工事」の建設に取り組む計画である。
「十大工事」は以下の通りである。一、船舶の大型化の発展に適応するため、25万トン級の深水港路を建設し、30万トン級のバラ荷船舶の出入りを保障し、国際最大コンテナ船舶と最高級国際豪華郵船の24時間出入りができる30万トン級の港にする。二、濱海新区及び環渤海地区の外向型経済発展の需要を満たすため、既存の13のコンテナバースの基で、北疆港区と東疆港区に16の大型コンテナバースを新設して、貨物取扱量が820万個のTEU(標準コンテナ)を増加し、2010年天津港の年間貨物取扱量は1, 175万TEUに達し、北方国際海運中心の発展に相応しいコンテナ埠頭群を形成する。三、国のエネルギー需要の増大と天津市の石油化学工業、冶金産業の発展、また国家原油戦略備蓄プロジェクトのニーズに応じて、南疆に30万トン級の原油埠頭とLNG埠頭及び専門化した石炭埠頭と鉄鉱石埠頭を建設し、南疆大型バラ荷埠頭群を形成する。四、濱海新区の国際中継貨物の増加と対外開放拡大の需要に応じて東疆港区に位置する東疆保税港の建設を速める。東疆港区の独特の地理的環境と区域優位に基づき、港の機能、輸出簡単加工、輸入品の保税、輸出品の税金還付機能を一体化した最高の開放度を有する保税港を建設して、天津港の国際中継機能、特に中西アジア地区に向ける中継機能を強化する。五、天津市の自動車工業と観光業発展のニーズに応じて、専門化した自動車ローロー(roll-on/roll-off)船埠頭と国際大型郵船埠頭を建設して、天津港が国際郵船母港と自動車中継港になり、さらに天津港の総合的機能を強化する。
そのほか、天津港の「十大工事」には「二つの既存中心の建設工事(継続)と二つの新しい中心の構築」が含まれる。(1)南疆バラ荷物流中心の建設を続け、現在検討中の国家原油戦略備蓄プロジェクトの実施と結合して、適時に14.8k?のバラ荷物流中心の拡大建設を始め、最終面積が26.8 k?に達する国内最大の現代化総合性乾燥バラ荷と液体バラ荷の物流中心及び貿易基地を作る。(2)濱海新区に国際物流中心を建設するため、天津港は北疆コンテナ物流中心の建設を続け、工事の建設進度を速め、物流機能を完備し、7.03 k?のコンテナ物流区を形成する。(3)天津港はユーラシア大陸橋の東端の最適のスタート点として周辺地区との連携を密接にする大交通システムの構築のため、「三北」(東北、華北、西北)地区、特に北東アジアと中西アジアとの連結を更に強化し、「海路と鉄道の積み替え」重点工事を始め、天津港に快速且つ便利な海路と鉄道の連絡輸送通路を構築し、濱海新区が「三北」及び中西アジア地区への影響力を更に強める。(4)濱海新区の北方国際海運中心の構築のニーズに応じて、天津港は天津国際貿易・海運サービスセンターを新設する計画である。国際貿易・海運サービス取引ビルは今年の10月に運営を開始する見込みで、国際貿易・海運サービス区第一期工事の建設を速める。この区域は将来港湾企業と海運企業が集まり、海運市場が活発し、行き届いた関連サービスを持つ特色のある海運CBD区となるだろう。
そのほかにも、濱海新区の国際貿易情報サービスシステムを構築するため、天津港は生産調達指導中心とE港工事を建設する。
天津港は「十大工事」の建設を通して、交通中枢、現代物流機能、港湾貿易と港湾・海運情報の「四大機能」の基で、港の海運サービス機能、国際中継機能、輸出簡単加工機能及び海運研究開発機能を加える。これによって港が資源配置に対する役割を発揮し、物資、人材、資金と情報の流通の最大集積度を実現し、区域経済の発展に貢献し、区域の速やかな発展を導く。「十大工事」の建設は港湾機能とレベルを大いに向上させ、天津濱海新区経済発展を大いに促進するだろう。
訳者:金雪梅(天津経済技術開発区管理委員会翻訳室) |